人の性格の話

※3分位でよめます。、

兄にすすめられて最近YouTubeでDaiGoの動画を見ている。見ているというか、営業車のスピーカーに繋いで、運転中ぼんやり聞いている。

DaiGoとは、少し前に自らをメンタリストと称し、異なる絵柄のカードから1枚選ばせて、何を選んだか当てて飯を食っていた人の事だ。活動の場はYouTubeになっていたらしい。

YouTubeではカード当てている訳ではなく、彼のバックボーンである主に心理学の観点から人とのコミュニケーション能力、その他色々能力を向上させるために必要なマインドや知識を語るという主旨の動画を投稿しているようだった。

その動画を垂れ流しにして聞いていると、こんな話があった。

 

異性を振り向かせるには、相手の印象の逆の事を言うと効果的であると。

 

例えば、明るい女の子に対しては、実は物静かで大人しい1面もあるんじゃないの?と。そーするとあら、この方は私の事を分かって下さっているのねステキ。なんて思うそうだ。

 

人には両面性がある。いつも優しい人が、実はサイコパス的な所業に手めていたり、いつもふざけている人が納期目前に真面目になったり。

 

これはたつぼんの個人的な意見だが、占い等も主にこれで、何となく誰にでも当てはまりそうな事を、それっぽい演出をしながら語れば概ね当たるのである。あなたは本当はとても優しい人なのねとか言われれば、うんうんそうなんだよ。と思えてしまうものなのだ。

 

そして人には多面性がある。

真面目な面。不真面目な面。優しい面。冷酷な面。明るい面。陰鬱な面。社交的な面。内向的な面etc.....と、色んな要素があり性格は構成される。

 

また、人には気分がある。

体調も良くスッキリした目覚めを迎えられれば、少しのことでは腹が立たないのだが、お腹が痛くて睡眠不足。そんな時些細なことでも腹が立つことがあるだろう。所謂機嫌が悪いということなのだが、それで怒ったからといって、イコールその人は短気な人とはならない。いつもは穏やかだが何かあったんだと思うわけだ。

 

と、なると人の性格とはなんなのだろうか?

 

優しい性格だよねと言われたとして、いつも優しい訳ではない。たつぼんもこーゆー性格だよねと言われることがあるが常にそうではない。さらに言うと、同じ一面を見てもその感じ方は相手により異なる。

 

例えばあなたは頑張り屋さんだねと褒める。それを相手は私の事を見てくれていたのか、優しい人だと感想を持つ人もいれば、嫌味を言われた!なんて失礼な人だ!と感じる人もいる。

 

さらに突き詰めると、相手は私の事を見てくれていたのか、優しい人だと感想を持つ時もあれば、嫌味を言われた!なんて失礼な人だ!と感じる時もある。

 

とすれば、時と場合、条件、対象により相手の性格を評価する軸は変わる。さらに自己の認知している性格と他者の理解が異なる事もある。異ならない事もある。

もはや、人の性格の主体の所在すら分からない。

 

そんな、よく分からないものが人の内面と呼ばれる。そして、恋愛や就職活動において内面を評価すると言われ、〇とか×とか△が付けられる。

 

という訳で人の性格を言語で表現するというのはナンセンスなのだ。女の子に好きなタイプは?と聞くと、好きになった人がタイプです♡とか、フィーリングの合う人♡とか言われるが、ぶっちゃけそれでいいのだ。

 

というか、それでしか説明ができない。

 

ただ、興味深いのはフィーリングが合ったからお付き合いしましたというカップルであるが、もちろん別れる事もある。そして、多くの場合別れた理由については説明ができるのである。

 

金銭的価値観が合わない。生活リズムが合わない。性格の不一致など。

 

おい、フィーリングどこいってん。

 

と突っ込みたくなるのだが、本音か建前かさておき、フィーリングで付き合い始め合理的な理由で破局するケースが多いのは興味深い話だ。フィーリングが合わなくなったから別れたと言う人は少ないだろう。

 

ただ、これはなんのことはない。現実的な理由である。以下のように考えると理解しやすい。

 

見た目だけで交際相手を選ぶa君。ドンピシャなb子ちゃんとお付き合いを始める。

しかし、b子ちゃんは借金が500万あると判明し別れることとした。

 

⬆これは論理的に矛盾した話である。なぜなら見た目だけで交際相手を選んでいるのであれば、見た目以外の全ての要素は交際の継続と関係が無いことになる。よって、借金がいくらあろうが、100人と浮気しようが、容姿が衰えない限り別れる理由にはならないからだ。

 

要は交際相手を選ぶ基準が見た目だとしても、別れる理由は見た目以外というのは矛盾しているという話なのだが、現実の生活を維持する上で500万の借金はでかすぎる。それは誰でも思うことだ。だから、矛盾していても皆納得する。それは仕方ない、変な女に引っかかったねと。

 

それが見た目がフィーリングに置き変わろうと同じことが言える。フィーリングが一致しても、それ以外の理由で別れることは矛盾しているが、納得はされる。その方が合理的だからだ。

 

感情や性格等、言語で説明できないものは多い。それを非言語で理解するのがフィーリングである。

 

これには、見た目も含まれる。見るからに胡散臭そう。チャラそうと思われる人はいる。思わない人もいるのだが。感じ方が違うのもフィーリングの違いによるものだ。話したこともない人にそのような印象を持たれる。

 

話をしたらしたで、話から分かる性格というのもふわふわとして多面的で簡単には説明出来ない。しかし、一定の傾向や思考パターンは人により存在するのは経験上事実だろう。

 

要するに人の性格とはよく分からんし、説明の仕様がないのだ。

よく分からんから考えても仕方ないのだが、こうゆう事をついつい考えてしまう。

 

 

 

多分、そういう性格なんだろうな。