PSYCHOPATHというアニメについて熱く語る。

サイコパスというアニメが映画三部作で新作を公開するらしい。

てことで、原作アニメの1期から見返してるが、うーんこれが名作。

てことで、サイコパスについて熱く(るしく)語りたい。

 

サイコパス見たことない人は見てくれ。

内容をめちゃめちゃ要約すると、機械が人の重大な決断(結婚相手や仕事内容等)の全てを判断される社会で生きる人々を描くストーリー。主人公は文字通りの意味での公安警察。(警察てのは2種類で、予防か対処療法か。予防を行うのが公安警察

つまり、犯罪を行う可能性も機械により判断される。それに対して犯罪を取り締まる公安警察が人間らしい疑問を感じつつも、職務を全うするか、自分の信念を貫くか、そんな葛藤を描いたストーリーです(適当)

 

まあそんなストーリーなんだけど、なぜか人を殺しても取り締まり対象にならない人が出てきて、え?どゆこと?とか思いつつ、でもあかんやんてなって、頑張る話。

 

まぁワイが思うにこの作品の1番凄いとこは新しい社会システムを構築したことやと思うわけや。

 

今言うまでも日本を含めた国際社会は資本主義社会や。資本主義社会の意味わからん人は調べてくれ。

 

そんな、資本主義社会にも色々問題があるわけや。そんな中、マルクスってやつが共産主義ていうを考えたんやが、歴史が証明したように、共産主義てのはうまくいかんかったんやな。

ソビエト連邦の解体等が証明しとるわけや。

でやむを得ず問題を抱えつつも資本主義社会という社会システムを採用せざる得なかったわけや。

 

そんな中、多くの政治家や思想家が理想の社会システムを考え続けてたわけやが、そんな中考えられた大胆な社会システム。

それがシビラシステム社会。。

 

サイコパスの世界観。しゅごい。

もちろん問題もあって、テロリストも出てくるんやが、こんな世界を考え1つのエンターテイメントとして作品を世の中に発表しちゃうのはしゅごいよなあってワイは思うんやな。

 

資本主義でも、共産主義でもない社会システム。思いつきもしなかった。で、一応作品的にはシビラシステムを採用してる日本だけが唯一の法治国家として機能しとる世界らしい。

 

てことは、資本主義社会が崩壊した後の社会。シビラシステムの台頭はつまり、資本主義社会は行き着いた末にやっぱり失敗しますというメッセージだったりするのかも。

 

そんなことを考えつつ見てると、うわあなんてすごい作品なんだあーと感じてしまうわけです。

 

話逸れるけど人間は心理的に選択肢増えたら不幸に感じるらしい。

ま、シビラあった方が幸せになる人もおるやろな。と。

 

まあ、犯罪を犯してもないのに犯罪犯す可能性あり判定された奴からしたらたまらん訳で、反社会的なことをする奴も出てくるわけや。

 

いつの時代もそれが最先端。その時代の社会システムにうまく馴染めなかった人が新しい生き方を社会に対して問題提起する。そして、新しい考え方や生き方を考える。システムの抜け穴が浮き彫りになる。

今の社会で言うならニートや紐。新しい生き方じゃね?と。

 

でもそこから、新しい生き方や社会システムの問題について認知され、新しい考え方が生まれる。そうやって社会は進歩していく。

 

シビラ社会においては免罪体質者こそが最先端だ。

そして、新しい社会や生き方を世に問う。

 

そーゆー人類の営みそのものについても描かれたアニメな訳ですよ。

 

すごい。凄すぎ。

 

こんな作品が、資本主義社会というシステムが飽和して限界を迎えつつあり、その事実に敏感でいち早く異常に察知する若者にウケたのも分からんでもないわけで、まあウケるべくしてウケた作品であると思うわけだ。

 

と、そんな風にはワイはこの作品を見て感じてるので映画も見に行きたいなと思います。

 

 

少し政治的、思想的なブログに感じたらごめんね!基本的に俺のベースは、俺と俺の身内が幸せであればそれでいいと思ってるので、作品や社会に対して考察はするものの、社会はこうあるべきだとか、社内問題について自論を語るつもりはないです。

 

考察する対象として興味深いというだけでございますので、御容赦ください。