本心の話。

人の心は氷山である。

 

要は海底にいっぱい氷があって、人目に触れている部分は海面に出ているわずかな部分のみだ的なことが言いたい。

 

ましてインターネット海域の氷山なんて塩分濃度とかそーゆーのがおかしいからほとんど海中に潜っていて見えないし、大気の成分がばぐってるせいで妙な幻覚を見せられたりする。

 

それは当たり前ともいえる。インターネット海域には悪い海賊がいっぱいいて許可もなく氷山に上陸してキャンプを設営しはじめたりする。

適切な自己防衛をするならば大部分は海の底に隠しておくべきだ。

 

もちろん信頼できる船乗りもいるのだが。信頼できる顔した海賊もいたいりするからもうわけわかめ

 

船乗りにもいろんなタイプがいる。攻略しやすい氷山を片っ端から登頂して旗を立てていくタイプや、あえて厄介な山に挑み尾根の隠れた場所に控えめな旗を立てて帰る人もいる。

俺は後者のタイプなのだが、最近とんでもなく厄介な氷山を引き当て遭難寸前である。

 

この氷山の一角じゃない部分にせまる扉を見つけ出してはいる。扉の門番からも短時間で扉を見つけ出す洞察力について一定の評価を得られているようには感じるのだが、一方、妙な読心術や話術を操るインターネット海域からやってきた怪しげな男と見られているきらいがあり、要は心の底からは信用されていないのである。

 

が、そもそも妙な読心術や話術を身に着けたのは人から信頼されるためであるのだが、かえってそれが怪しいと思われるのは皮肉であると苦笑しつつ門番には

「どうしてこの扉は硬く閉ざされているのか?」と聞いてみたりもするのだが、

「お前に答える義理はない。」とはぐらかさる。しかし、不快感をあらわにする感じではない。むしろ少し楽し気にはぐらかされるから不思議である

 

時折気まぐれに門番が話しかけてくることがある。その妙な読心術はどこで身に着けたのか?と。

 

最近気づいたのだが、どうもこれは技術の根底を知り、要するに盗もうとしているようである。しかし、こちらもこちらで気まぐれに話しかけてくる門番の言葉から本質を抽出しようと情報を聞き出そうとする。こちらの技術の種明かしが先に底をつくか、こちらが先に情報を聞き出せるか。門番と妙な駆け引きを強いられている。

 

たぶん門番も見てるだろうから大ヒントを話すと、門番は少し視野が狭いのが弱点である。○○さんらしいね、△さんはこうだよねとよく口にする。その決めつけはまずいよと100人の情報を管理したいならそれでも良いが、10人と密に何かを進めたいなら、特に門番のようなカリスマのある人はそういうところから足元をすくわれる。

要するに不測の事態や、イレギュラーの際動揺しやすいのである。

 

一方で俺の弱点は、少しせっかちである。出尽くしている情報だけで推論できる最終地点まではすぐにたどり着いてしまうため、その先の情報を前のめり気味に取りに行こうとしてまうところがある。

年々マシになってきているが、まだ少し今のは慌てたなあと反省することが今でもある。

 

と、話を戻すのだがそんな妙な駆け引きを楽しんでいる自分がいたりするのも事実なのだが、インターネット海域でたまたまたどり着いた氷山の底まで見たいと思うのはおこがましい事なのかもしれない。また知られたくないことは暴くべきではないのかもしれない。

 

先日も記載したが、本性を知らないという事=深い関係になれないこととは無関係である。

そもそも深い関係になれた。分かり合えたという一瞬の甘美を俺は求めていない。

大切なのは分かり合い続けることで、そちらの方が遥かに難しく、遥かに尊いことである。

 

「知ってる事」と「知らない事すら知らない事」は個人の認識の中ではとどのつまり同じ事だ。

 

知りたい事は分からないし、知りたくなかった事だけは勝手に情報が入ってくる。

 

難しい問題だ。自己開示無くして先には進めないが、この道を進む気がない者は開示する必要は当然なく、違う知らない道を進むのならそれで良い。

 

要するに浅く緩く、だからこそ居心地イイネを求めている相手に、己は何者なのだ?とは聞けんよねと。

 

あなたとは友達としてずっと居たかった相手に告白するのはお互い辛かろうよ。

 

 

 

未完!!